ない方を見ろ!

武術も絵も一緒
「ある方」ではなく「ない方」に行く
「ない方」=空き、隙間、空間、まだ手を付けてない所

何かを観察して理解しようとする時
「構造化」して考えたい

今、自分のデッサン技術を
レベルアップさせていくのに必要なのは
①道具、鉛筆の技術
②描いている要素の優先順位、その正確さ
の二通りだと考える。

①鉛筆の技術
・鉛筆を理解する
   ・色の濃淡がなぜこれほど種類があるのか?  
   ・鉛筆で言う「彩度」とは?
   ・その鉛筆は筆圧の強弱によって
       どれ程の幅のある仕事が出来るのか

②描く優先順位(伝わりやすい所から)
・隅っこを決める
・正中線に対して「水平の面」「垂直の面」を取る
コントラストが最も強い部分で、画面で最も暗い場所から描いていく。上下左右全体を見ながら、「ない方」「ない方」へと。
・複雑な立体感も、先ずは大きな流れから作っていく。隅から隅まで
・立体感を出す。
    光がどの方向から指しているか?
    反射は?
  「出ているところ」「引っ込んでいるところ」「後ろに巻き込む線」またそれぞれの明暗の微妙な強弱。