2017-04-21 "歪んだ目" 目に映る"像"を歪ませずに観ること対象を掴まえようと力んで見てしまうと途端に目の中の像は歪む面白い。目を力んで使えば使うほど像に「自分の都合・思い込み」が入り込み、微妙に歪めてしまう。例えば人間の意識は水平や正面の安定を好むから石膏像で言えば首のねじれを実際よりも少なくしたり、両肩の傾きを水平に描いてしまったりする。つまり相手をありのまま見ているのではなく自分の都合で見てしまっているのだ。デッサンはそんな自意識の動きさえ教えてくれる。