奪う緊張、与える自由

相手を緊張させてしまう。
それは自分が
相手から「ありのまま」の自由さを奪っている。
自分の相手に対する眼差しや雰囲気が
どこか

「こうでなくてはならない」
「お前ははみ出してないよな?」
「欠けているところはないよな?」
といった

相手を自分の「枠」の中に
強制して嵌め込む様なところが
滲み出てしまっている。

その態度、考え方は
もちろん、自分自身に対しても完璧でない
ありのままの自分であることを許さない。
これは自分にも他人にも
非常な息苦しさを味わさせる。

自分はなぜ?こんな関係性を築いてしまうのか?癖になっているのか?
その無意識のうちの目的は何か?

自分の価値観の定規を、絶対だと
相手に押し付けて、
関係において自分の想定外の言動が
相手から出てくるのを抑えるためにやってるのではないか?そう思える。
自分の安心の枠内を守るために
もし相手の素直な言葉が自分を
傷つけるものだったら?
その不安を除くために
相手から「ありのままでいる」ことを
奪っている。

では、そもそも自分がありのままで居る
ためには?
欠点や不安、ダメなところも
隠さず見せることだろう。
ダメなところも自分の一部として
受け入れていなければ出来ない。
心の「遊び」「空白」部分がないと
いっぱいいっぱいであれば
受け入れることすらも出来ない。
ではどうやって
ダメな部分も受け入れ「遊び」を
作り出していくか?だ。

自分のなかに「素直さ」を育もう。
なにか外から「設けた」自分像を作ろうとするのではなく、
本音を大切にし内側から自然と滲み出た自分で
あるように。