思考=統合

思考の技術とは何だろう?
思考するとは
何の為にあるものだろう?

思考するとは
経験や情報・知識を統合し
血肉化していく過程を言うのではないか?

現実を観察し
それを元に思考しなければならない。
現実に対してフィードバック出来ること。

「知識」のみを元に思考を重ねると
現実と乖離しやすい。

「経験」も元に思考しなければならない。
経験をどう受け止め
どう次に繋げていくのか?

思考の道具は「言葉」なので
どうしても現実を
一つ一つの言葉ごとに分断してしまう。
なおかつ現実というアナログの
微細な違いというものをそぎ落として
概念というデジタルなものにしてしまう。

空から水が落ちてくることを
「雨」と言ったって
全く同じ「雨」などありはしないのだから。
しかし「雨」と言った瞬間から
一般化された何となくのイメージの雨となる。

絵のデッサンで言えば、
言葉だけで、概念だけで思考し
現実に対処しようとするのは、
描く対象の物を観察せずに
自分の頭の中のイメージだけで
描くのに似ている。
よってそのデッサンはズレてしまう。

思考とは行動の判断の元にも
なるものだ。
感覚・経験と情報・知識の両方の
要素が必要になる。