苦しみは自ら生む

絵を描く上で、何の苦しみもなく自由自在に描けることを目指してしまっていたのではないだろうか?うまく描けないことへの苛立ちうまくいかない度に自分に怒るようになってしまった。しかも怒る理由は、「なぜ最初からあの絵師のようにスラスラと、うまく自…

力むと自分が分からなくなる

丁寧に物に触れてみよう。それは自分の体を丁寧に扱うことだから。雑に物に触れている時、粗雑に自分の体を扱っている。力を込めて、押しつぶすように物を握ると物の質感が分からなくなる。力いっぱい体を力ませると今、自分がどんな状態か分からなくなる。…

エゴ、比較、ギャップ

エゴとは何か?「自分」に対する執着他人よりも抜きん出ようとする我欲。なぜ?周りよりも得をしたいのか?なぜ?周りよりも幸せでありたいのか?なぜ?周りよりも認められたいのか?なぜ?周りよりも優れていたいのか?自分の人生を他人と比較するから。ギ…

神戸の美

神戸の自然鉢植えに入った綺麗な草花を美しいとする文化に感じた。手入れが行き届きコントロール可能な小さな自然椅子に腰掛けた緑自然との付き合い方を見るとその土地の人がどんなものを美しいとするかが分かる神戸の場合は野性味を削いだ箱庭の美

空間、頭の中

最新の駅ビルの空間を歩いていると、デザイナーの頭の中を歩かされている気分になる。全てに意図があって、無意識に「こうなってしまった」というどうしようもなさや、偶然性をほとんど感じない。そこには金が絡み、人にウケようという狙いが透けて見える。…

映画『コヤニスカッティ』

情け容赦ない巨大な社会の流動の中で我々はバラバラに専門分化され超近視眼的にただ反射的に生きてる。オーケストラと工場の労働がシンクロし過ぎて笑いと哀しみが同時に込み上げてくる。本物のオーケストラを目の前で聴きながらバックスクリーンに映像を流…

映画『霧の中の風景』

幼い姉弟の父親を見つける旅は、「父」の元へとみまかる旅だった。きょうだいはまるで、この世の人間ではなく、出会う人、道行く人それぞれがかつて持っていた子供の心純粋さの象徴、夢、天の使い。旅芸人のオレステスは、大切にしていた旅芸人で居続けるこ…

他者

他者を通じて「私」を知る「私」について知る、その幅の広さも深さも欲しい。相手を自分の「正しい間違ってる」で裁くようになって、どんどん他人を受け容れなくなっていった。どこまでを許せて、どこからが許せないのか?他者からは快を得たい。あまりに自…

本音を分かち合う

雑多な頭の中の情報、知識に振り回されず、削いで削いで、自分自身の本音と繋がりたい。スマホから目を閉じて考えてみる…。コミュニケーションは、言葉、目線、触れ合い、セックス、相手への意識。コミュニケーションを本当に上手になりたいのか?上手になっ…

自分を見つめないのは?

なぜ自分を見つめる時間を充分に持たないでいるのだろうか?ネット上の情報で手軽に快不快を手に入れた方が楽だから。そもそも自分とあるがままに向き合うのは不快極まりない感じがする。それは何故だろうか?普段の生活、学校や職場で感じる、自分の不快、…

「」の外へ出る

本能お互いに欠けている所があるからこそ、交わろうとするんだ。異性に分かれていて、男女が互いに引かれあうのは自然だ。なぜ声を掛けるのに躊躇するんだろう?相手が嫌な反応した時、自分が傷つくから。周囲の目線が気になるから。つまり、自意識が過剰だ…

『コンビニ人間』感想

何が「正常」、何が「異常」?「異常」というレッテルを周囲から貼られた主人公。その境界線のあちら側から、日常の会話に感じることを描き出すだけで、何て不安にさせられ、揺さぶられ、面白いんだろうと思った。人間の一端を鋭く抉る小説だと思う。普段の…

遠藤周作『侍』

キリスト教に出会った小説だった。小説の中で、切支丹に対して全く関心がなかった日本人たちが、旅路が進むにつれて最初は現世利益のため、与えられた使命のために帰依し、最後まで「旅」をしたものには、個人的内面の救いとして、真のキリスト教信仰に至る…

全体が

何にも重要性を置かない。次の瞬間、すぐ変化できるように。重要なのは全体であり、連続した流れ。ある1点で留まってはダメなのだ。しかし力強い全体を作るためには一点に徹底的に集中する必要もある。全体と一点は相補関係にある。全ての部分が重要だからこ…

中心は感じること、思考はその縁

「快」気持ちよかったり、心地よかったり落ち着いたり、楽だったりそれらは、当たり前だけど思考を働かせている最中には無かった。唯々、感じることだった。考えている間、本当に感じることに鈍感になる。四六時中考えてばかりいると、自分のからだに鈍感に…

やること一点を決めて、己は捨てる

瞬間、瞬間に、自己を投げ捨てること。ダメならダメな方が良いと恐れを感じる方に賭けて飛び込む。自分の恐れと、真正面から向き合う。やることは、思考がはたらく前に動くこと。それを瞬間、瞬間の「今」に続けること。相手に好かれようとしなくていい。相…

油絵課題(2枚目)

見えている「強さ」の序列を観る。手前の物の、ハッキリとした目の映り様奥の物の、ボンヤリとした目の映り様それを観て行くこと。平面の画面に色と筆圧で定着させることで画面に空間を生み出して行く。そして一つの物の中にも手前に出ている面と奥に逃げて…

もっと

もっと自分自身に興味を持てもっと自分自身を観察しろもっと自分自身を愛し切ろもっと主体で生きろ小さな事にも楽しみを見出せ徹底的に向き合え本気になってやれるだけのことやりきった方が楽しい俺は俺のままで良いんだという軸を作るそこが中心点だ

弱った時には

自分が病んでしまった時現実は「思い通りにいかない」ことを先ずは受け入れよう健やかなる時も病める時もいつもいつも「自分に多くを求めすぎる」と病める時に、自分に対して無駄にたくさんのイライラを溜めてしまう。誰しも体調の好不調があり、時には病気…

嘲笑

何故、他人を嘲笑うのか?嘲笑する理由は何か?他人をバカだと思った時自分は人を嗤う。どんな時に他人をバカだと思うか?その人の認識の浅さ。他人に対するグチ、芸能人の醜聞を話したりただただ周囲に振り回され表面上の幼い価値観しか持たずカッコウを付…

掌-たなごころ-手で触れる対象を感じようとする時指先が力んでない事が大事だ。指先が力むと、握った鉛筆の中心軸を感じられなくなる。相手を無いものとして扱ってしまう。それは手で扱う道具の扱いを上達する上で非情な妨げになる。鉛筆でコップのデッサン…

たった氷山の一欠片だ

分析しない考えない自分の中に生じたものを感じる丸ごと受け入れるそして体の外へと流す仕事で難題にぶつかった時、分析して細かく分け小さくした課題一つ一つをクリアしていくことで全体を進めていくことは有効な方法だ。しかし、それがこと自分を理解する…

体がどんな状態かを観ておく

本気とは「状態」であるならその状態になれるように「姿勢」から変えていこう本気で絵に向き合って楽しんでいるときはどんな体か本気で人に興味を持って話している時はどんな体か本気で自分に向き合う時はどんな体か

自分に対する礼儀

自分への向き合い方「自分の本音」への「尊敬」つまり素直さ他人の反応に依存して人の反応によって自意識が、「自分」に簡単に失望して「自分」に対する態度を急変させても良いのか?よーくよく考えよう。他人の反応によって簡単に自分の中心自分の意志を失…

欠点

どうして他人の欠点ばかりに目が行ってしまうのだろうか?普段から、自分で自分の出来てない所ばかりを数え上げているから、常に欠点に意識が向くようになっているのではないだろうか?しかもそれとは反対に、「自分は他人よりも何でも出来る」というような…

描く・コントラスト

コントラスト、明暗・強弱の対比は、光と影、モノとモノの比較で起こっている。だったら明るい面ばかりでなく暗い面ばかりでもなく一緒にセットで描くべきだ。それが絵を進めるということ。だから一番コントラストが強く感じる所を定めること。画面内に序列…

受け入れる

自分自身も他人も自分の体の芯まで受け入れること。胸やおヘソ辺りでギュッと固めずに肚の底まで受け入れること。そうすると嬉しい。素直になれる。肚に産まれたものに素直にいること。出来ない時はスグに上手くやろうとしないこと。インスタントに上手に解…

つぶやき

とことんまで付き合ってみる自分に相手に調子を落とした時いつでも戻って来れる基本の動きを持ちたい違和感を元にそれを取り除いて姿勢を正していく

必死

今日の自分は今朝うまれて今夜しぬそんな感覚で生きて行けたら少しは本当にやりたいことから目をそらし時間を無駄にすることも減らせるいつか必ず死ぬことを胎の中心に置いておく永遠の繰り返しの生活などない必ず終わる素で新しい日を昨日とはまた少し違う…

濃淡

胸骨を最も濃く意識して、体内各所に散らばった意識をひとつの濃淡でまとめ上げる。胸骨以上に濃い意識の場所を作らないように。濃くなりがちなのが首の頚椎。目に意識を囚われることでここも連動して濃く意識しがち。今、「透明」か?自分の素にまっ直ぐか…